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【サンテミリオン衛星地区】とは


地域名を表現している箇所で

フランス > ボルドー > サンテミリオン衛星地区
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このサンテミリオンという地区は、「サンテミリオン」と「サンテミリオン衛星地区」の二つに分かれます。

何故に『衛星』と付くのか
それは、大都市の周辺都市を衛星都市と言うのと同じです。

『サンテミリオン衛星地区』とは、
サンテミリオンの北東に位置し、総面積4000ヘクタール弱(これはそこそこ広い)ですが、輸出量が20%という少なさ。大半がフランス国内で消費されてしまいます。ですから、あまり日本では、お目にかかるチャンスが少ないワインですね。

サンテミリオンと隣接しているので、ワインは似ていますが、衛星地区のワインの方が、もう少し規模が小さい。
でも、しっかりとした果実のコクはありますし、ビロードのような滑らかさが特徴です。

この、衛星地区には、4つの村があります。

  1)リュサック   ……最北。栽培面積1350ヘクタール、村全域。

  2)ピュイスガン  ……最東。700ヘクタールほど。古い歴史を持つワイン産地。

  3)モンターニュ  ……北東。最も面積が広く、生産量も多い。

  4)サンジョルジュ ……サンテミリオンに隣接している。200ヘクタールほど。最小の産地。


書き方は「村名」−(ハイフン)サンテミリオンです。

昔は、パルサックとサーブル・サンテミリオンいう村もあったのですが、1973年にパルサックはモンターニュに、サーブル・サンテミリオンはサンテミリオンに統合されました。
ですから、それ以前に造られた古いワインをお持ちの方は、懐かしい名称の記されたワインもある訳で、ちょっとお宝的存在です。


この衛星地区、大半は共同組合で造られているので、安価で信頼できるもの、というイメージでしょうか。
際立った個性のあるワインは少ないのですが、フランスにおけるデイリーワインといった位置づけ。
フランス人が日々、慣れ親しんでいるお味です。


サンテミリオン衛星地区は赤ワインのみです。
主要品種はメルロー。他に、カベルネ・ソーヴィニヨンやカベルネ・フラン、コットなどを生産しています。


(貼り付け可能な地図を捜し中、、、)
 


 

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