ワインの説明を読んでいる時に、これはどういう意味だろう?と疑問に思われること、ありませんか?
こちらの頁では、そんな疑問にお答えします。
【栽培に関する用語】
◎ビオロジック Biologique
正式にはビオロジック農法と言います。化学合成農薬や化学肥料を一切使用しない農法のことです。
国際有機農業連盟に加盟している108ヵ国によって、法的な基準も定められています。
ビオロジックを名乗るには、各認証団体の認証が必要です。
※ 『エコセール』 ビオロジックを実践・遵守する団体
1991年に設立された、フランスに本社を置く世界最大級のオーガニック製品認証団体で、フランス農務省の認証機関。
認証を受けるには、土壌検査や集荷場所・保管場所、種子管理など非常に綿密で厳格なチェックが課せられています。
化学肥料・農薬・駆除剤などの使用は一切認められていません。
◎ビオディナミ Bio-dynamie
正式にはビオディナミ農法と言います。
オーストリアの人智学者、ルドフル・シュタイナーの思想に基づく有機農法の一種で、
天体、特に月の運行に基づいて造られた暦に従い農作業を行います。
化学肥料、化学合成農薬は一切使用せず、その代わりにノコギリ草や水晶、牛の角などを使用することにより、
自然のバランスを取り、大地の力を最大限に引き出す農法です。
その効果については科学的には証明されていませんが、世界中に信奉者が増えつつあり、
シャンパーニュ地方でもRMを中心として実践する造り手が増えています。
※ 『デメテール』 ビオディナミを実践・遵守する団体
ルドルフ・シュタイナーが設立した、ドイツのダルムシュタットに本部を置くドイツ最古のオーガニック認証機関。
有機農法認証機関の中でも代表的な団体。ダルムシュタットは学術都市としても有名。
◎リュット・レゾネ Lutte Raisonnee
「減農薬農法」「環境保全型農法」などど訳されています。どうしても必要な際にのみ、
必要最低限の化学合成農薬や化学肥料を使う農法のことです。