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「絶壁の畑が生み出す奇跡のエレガンス」 〜ラッツェンベルガー〜

ラッツェンベルガー
生 産 者 ラッツェンベルガー
地 域 ドイツ > ミッテルライン地方

 ライン河くだりの船からも、その美しい情景に釘付けになるバッハラッハ村。風光明媚な村全体が世界遺産に登録されており、おとぎ話の中に迷い込んだような素敵な街並みと、その村を一望できる山の斜面にぶどう畑が広がります。
 ドイツのワイン産地の中でも北にあたり、標高の高いこの地域はとても冷涼なため、日当たりの良い南向けの急斜面でしかまともなワインができないので、圧倒的に生産量が少なく、市場の流通量も限られています。

 その中でもひときわ高品質なワインで存在感を示しているトップ生産者がラッツェンベルガー醸造所です。
世界遺産の一部、バッハラッハ渓谷の急斜面の中でも抜群に条件の良い区画ばかりを所有している個人の醸造所です。
 現当主は、職人気質なヨハンさん3代目に当たります。丁寧な手仕事で仕立てられるワインはすべて優しさに溢れ、どれを飲んでも『ラッツェンベルガー』の味そのもの。まさに蔵の味。絶妙に熟成を経た、甘口のリースリングや辛口のグラン・クリュ、極少量生産のシュペートブルグンダー(=ピノ・ノワール)の豪華ラインナップが嬉しい醸造所です。

 彼の持ち味は何と言っても冷涼な気候と寒暖差を生かした柔らかなリースリングワイン。
 収穫時期は他の生産地よりかなり遅く、ゆっくりと綿密に熟したリースリングは果実味に溢れ、まろやかながらも重くない、独特のエレガンスを持ったワインに仕上がります。
 また、デヴォン紀の粘板岩がゴロゴロしている畑のため、水はけもよく、できあがるワインはミネラル豊富で凝縮感もあり、豊かな余韻を誇ります。
 ヨハン・ラッツェンベルガーさんの優しい人柄がにじみ出たような心地の良い味わいです。


 ★リースリング単一のクリーミーな長期熟成手造りゼクト
 ラッツェンベルガーの代表作の一つとして、リースリング単一で造られたスパークリングワインが挙げられます。
瓶内二次発酵、3年以上熟成‥‥とはいうものの、注文が入るまで澱とともに、急斜面の畑の下に掘られたセラーで熟成させているので、5年や6年熟成されることも珍しくありません。
 年産1万本で、全て当主自ら動瓶を行い、その目印が瓶の底に残っています。
スパークリングワインとアイスワイン専用の畑から、しっかりと収量を落としたリースリングを使用し、品種の特徴だけでなく、生産者独特の優しい味わいがしっかりと感じられる仕上がりになっています。
 以前、まだエチケット(=ラベル)が簡素だった2004年ヴィンテージの際、人気ワインマンガ『神の雫25巻』に大きく掲載されたことで、一躍有名となりました。



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 以前、お目にかかってセミナーのお手伝いをした時のこと。
お昼をご一緒した時に、私を見てくすくす笑っていらっしゃるので、何かな?と思いきや、
「主食ばかり食べるのだね」
「??主食??」
(おにぎり、ポテトサラダ、ポテトコロッケ、ポテトサンド、??、ちゃんとおかず食べてるけど、、、?)
 いやいや、実はドイツの主食は米派と芋派に分かれていて、ラッツェンベルガー家は芋派。
芋大好きな私は、セミナーのお手伝いに用意されていたコンビニおかずの、ポテトと名の付くもの全てと、おにぎりを頬張っていたので、彼にとっては主食しか食べていないじゃん!ということになった訳です。笑
 あの時の優しい声が素敵だったのです。私よりずっと年下の筈なのに、お兄さんが妹に語りかけているみたいで、彼の造ったワインが何故こんなに癒されるのか、あの瞬間にすとんと腑に落ちました!
 いつ飲んでも、何を飲んでも癒される訳がわかったような、、、ワインには絶対、生産者の人柄が出ると思います。

     
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